長崎再訪2009.9


2009.9.13〜17の4泊5日で一人長崎に行きました。
学生時代、13年前に訪れたときの記憶と比べる再訪でした。
テーマは「旅するように暮らせたら」。

山に抱かれて海へ広がる、とても小さな宝物。
風頭山からの遠景

稲佐山からの遠景

宿泊したのは稲佐山中腹の長崎スカイホテル。フリーツアーで一泊約4000円くらいの
安い部屋ですが、環境がよかったです。毎日稲佐山を昇り降り!
稲佐山からの遠景写真はホテル屋上からのものです。
利用したツアーはANA楽パック。
http://package.travel.rakuten.co.jp/front/app/h/gfh200/init?hotelNo=15312


排水ふた全てがかわいい。
稲佐山

アジサイ

アジサイはシーボルトにちなんで長崎の花。


路面電車。
たぶん蛍茶屋行き

たぶん赤迫行き

路面電車はどこまで乗っても100円(09.10から120円に値上げ。)
13年前に訪れたときと同じ型(写真)の路面電車でうれしかったです。
綺麗な最新型車両、2両編成のものもありました。
路面電車は迷っても100円なのでいいのですが、一方でバスがたくさんあって難しく、困りました。


シーボルトの家
シーボルト肖像

シーボルトの素敵なおうち

路面電車を乗り間違えて終点の蛍茶屋までついてしまい、せっかくだからと
歩いていたら「シーボルト通り」に出たので訪ねてみました。
静かな洋館でした。


八百屋さんで
30cmくらいある長いナス発見。

シーボルト記念館の近く、新大工町商店街の八百屋さんで見つけました。


外海
長崎2日目には一日長崎市街を離れてバス1時間、外海に行きました。
私は遠藤周作の熱心な読者なので、彼の作品「沈黙」の舞台であるこの場所に
来ることはこの旅の大きな目的でした。

遠藤周作「沈黙」の石碑

碑には「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」と刻まれています。
見つけた瞬間胸がつまり、無言で手を組みました。

出津教会裏、ド・ロ神父の像

出津教会は平屋建ての、白い質素な教会でした。
農耕と漁業に熱心だったド・ロ神父に似合うなと、
勝手に想像しました。
この日は出津の民俗館やド・ロ神父記念館を見学し、
遠藤周作記念館へ行きました。海を見晴らす高台にあり、静かです。


美しい天主堂たち
大浦天主堂

被爆した浦上天主堂

被爆で全壊した浦上天主堂の残骸は、原爆資料館のほか、
原爆公園に移築されています。この写真は原爆公園のものです。
東洋一といわれた美しさをしのばせるものでした。
今の浦上天主堂は青いステンドグラスを基調にした美しいものです。
訪ねた日(月曜日)は残念ながら清掃日でしたが、素敵なお土産を買いました。
メダイと祈りのカード

赤いメダイは自分で金具をつけてピアスにしました。
このピアスをつけることは私なりの信仰告白です。
祈りのカードは、「私の願い−ある兵士の祈り−」です。
祈りの文句はこちらのサイトに載っていましたので興味があればどうぞ。
http://www.mukonoso.org/shi5.html
今の私にふさわしい祈りだと思ったのです。


美味しかったもの
一日目は長崎到着が21時だったので、飛行機の中で適当にすませました。
その後はそれなりに長崎らしい夕食を・・・
二日目の夕食はリンガーハットのちゃんぽん。全国にあるけど気分気分!
三日目の夕食はぶらりと入った宝町横浜亭で皿ウドン。
皿ウドンの麺に「硬・軟」があるって知ってましたか?
お店の人に「どっちがいい?」と聞かれて困りました。
硬、が(私の思う)普通の細いパリパリとした揚げた麺。
軟というのはちゃんぽんと同じゆでた麺を使うのだそうです。
今度行ったら軟、を試してみたいと思います。
四日目の夕食は豪華に餃子屋をはしご。思案橋の雲竜亭→同じく思案橋宝雲亭

宝雲亭の餃子。
宝雲亭の牛筋ポン

雲竜亭では瓶ビール一本、餃子2皿、キモテキで1500円。
宝雲亭では写真の餃子(1皿)、牛筋ポン、生ビール一杯で1350円。
雲竜亭は13年前の初長崎の時にも行ったなつかしの店ですが、
写真を撮れるような雰囲気ではなく、
小さくてまあ普通に汚い、カウンターだけの地元の大人の店。
13年前の小娘の私は似合わなかった。
今、ちゃんと年をとってよかったと思います。
一方の宝雲亭はきれいで広くてテーブル席で、誰でも臆せず入れる雰囲気。
餃子の味は宝雲亭が私の好み。一方雲竜亭はキモテキが美味い。
どちらもガイドに載るような店なのだけれど、雰囲気は大きく違う。
どちらもそれぞれよいけど、次回長崎を一人で訪れてどちらかにしか行けないと言われたら、
私は思い入れ深い雲竜亭に行くだろう。

コンビニおでん

おでんというかゆず胡椒が美味しい。餃子屋で出てきたと思ったらローソンのおでんにもついてた。


坂本竜馬
16日は風頭山に行き、坂本竜馬の作った亀山社中ゆかりの場所を尋ねました。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで以来、竜馬ファンです。

風頭山公園内銅像

かっこいい!竜馬は海の向こうを見ているのです。

竜馬のブーツ像

袴にブーツが竜馬のトレードマーク。はいからさんと同じ。


キリシタン
遠藤周作が何度もテーマにしていますが、
長崎はキリシタンの象徴的な場所です。
外海で訪ねた出津民俗館では、隠れキリシタン時代のマリア観音や、
カトリックの聖日暦、ロザリオなどがたくさん展示されていました。
クリスチャンなら誰でも知っている「主の祈り」の
隠れキリシタン版を聞くこともできます。
(「主の祈り」ってのは、たとえば仏教の南無阿弥陀仏みたいなものだと・・・・違うかな?)
遠藤周作の「沈黙」にも登場する実在の人物、宣教師フェレイラが晩年を過ごした寺が
風頭山を降りたところにある寺町にあるので、竜馬巡りのあと訪ねました。
皓台寺といいます。
フェレイラが江戸時代の禁教後に迫害により棄教し、
その後死ぬまでの人生を過ごした寺です。
この場所で、どんな思いですごしたのだろうと、
この大木は、フェレイラが眺めたものと同じだろうかと
いろんなことを考えました。

旅の日記から
旅の最後の夜に、こんな日記を書いていました。
・・・・
やっとこの部屋に慣れて、長崎の路面電車やバスにも慣れたなー、と
いうところで、もう帰らなければならない。

いつも旅するように暮らせたら。
人間関係も、これは旅なのだと思えたらいい。
すれ違っていく人々。
すれ違いの出会いを大事にしながら、
でもすれ違いでしかないのだとどこかで思いながら、
生きていければいいのかもしれない。
だから、そんなに自分も他人も責めなくていい。
強い思いを抱いて傷ついたり傷つけたりしなくていい。

旅するように暮らせたら。

今日もちゃんと暮らしました。
一日を積み重ねました。
何もわからない明日に期待して、期待しすぎずに。
おやすみなさい。
・・・・

戻りたくない旅でした。


長崎さるくマップ
長崎散策にあたっては「長崎さるくマップ」がとても役に立ちました。
40程度のテーマ別に歩いて回れるテーママップが用意されています
長崎を訪れる人にはお勧めです!!
長崎さるくサイト

さるくマップ

私は長崎駅前観光案内所でもらいました。webでダウンロードもできるそうです。
読み物としても面白い!


今思うと
楽しかった旅なのに思い出すと胸が苦しくなります。
自分の望んだ姿ではないまま、突然ふってわいた自由な時間に、
なにかどこかに行かなければ辛くてたまらないと思って
出た旅だったのだと思います。
そしてこの旅は確実に私の気持ちを慰めてくれました。
一ヶ月前より確実に私の気持ちは安定し、元気です。
一日を大切に暮らし、一日一日の積み重ねが私を安定させました。
これからも私が一日を大切にできますように。
祈ります。
(2009.10.12)
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