「レダ」を改めて読んだ。
学生のころ一度読み、ただその世界観に圧倒された。
再読した今は、「こんなに深い物語だったなんて」と
さらに圧倒されている。
近未来の理想社会、その拠って建つ思想(2元論)、「生きる」ということ、
社会の秩序ということ、たくさんの思想がいっぱいに詰め込まれている作品。
私はレダに惹かれてしまう。
自由奔放で、くるくると機嫌が変わる幼女のようなage36。
どこまでも快楽を求めるかと思えば
毎夜死ぬことが怖くて泣き、アウラに慰められて生きる。
常にあやうい、いとおしい存在。
きっとレダはグインサーガのシルヴィアに似ている。
レダが社会に適応できなかったのは、
「フラスコ・ベビー」じゃなかったからなのだろうか。
イヴが想いをめぐらせるように、私も想う、
「なぜ僕は僕なのだろう」
「なぜ自分は自分なのだろう」
そしてイヴはひとり自分の道を選ぶ。
そう、あのシティ、ファー・イースト30で、
本当に自由意志で生きることを選んでいる人間なんて
ほんの一握り。
イヴは選んだのだ。


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