« 花水木を待つことができる | メイン | 「正雪記」山本周五郎 »

沈丁花

お昼休みに散歩をしていたら
遠目に濃い赤紫に包まれた小さな白がみえて
近づいたらやっぱり沈丁花だった。

だからその隣に座って昼ごはんを食べた。
やっと咲きはじめの香りがときおり感じられて
しあわせな時間だった。

食べ終わってしばらく歩くと
日当たりのいいところの沈丁花は満開だった。
沈丁花は、「あっちはいいなあ。暖かくて。こっちは寒くて、私はまだまだ咲けないのに」
なんて思ったりするのかなあ、と思った。

植物は芽生えた場所に育つ。
人間もきっと少し似ている。

コメントを投稿