4月になる
4月になるから、何か変わってみよう。
そう思って、新しい香水を買った。
ORIGINSのジンジャーセンシャスセント。
明日は髪を切りにゆく。
何年かぶりに髪型を変えようかと、相談するつもりでいる。
4月になるから、何か変わってみよう。
そう思って、新しい香水を買った。
ORIGINSのジンジャーセンシャスセント。
明日は髪を切りにゆく。
何年かぶりに髪型を変えようかと、相談するつもりでいる。
娘のおみやげ。
珊瑚の島からのおみやげ。

私が留守番だったのは正直残念だけど、
娘が「海きれいだったよ。ニモがいたよ」とうれしそうに言うから、まあいいか。
娘が4月から小学生になる。
登校は学校で決められた班があって、10人くらい、
うちのマンションの駐車場が集合場所で、6年生が先導して歩く。
歩くペースが考えられていて、登校道路が混雑しないように
各班の出発時間が決められている。
みんなで一緒に行くのは楽しいかな。でも寄り道はできないね。
放課後は学童へ行く。
黄色い校帽に学童を示す色のリボンがついていて、
「寄り道しないように」って学童の案内に書いてある。
寄り道できるのは、学童をでてから家まで、
大人の足なら5分で歩ける距離。
それをあなたに自由に帰ってきてほしい。
学童のある建物の1階は、あなたの保育園。
それから、灯油屋さんがあり、雪柳のきれいな小さな公園。
畑。猫のいる庭の広い家。
砂利の敷き詰められた駐車場、すべり台のある公園、
小さな踏切、井戸のある家・・・・。
ああ、もう小学生でない私には見つけられないくらいたくさんの
素敵な寄り道をあなたは見つけるでしょう。
だからかな、あなたの携帯電話を買いました。
寄り道しすぎて道に迷ったら電話してね。
今はね、私が子供の頃みたいにたくさん公衆電話はないの。

あんまりあなたの帰りが遅かったら電話させてね。
タンポポの茎の白いスタンプに夢中になるのはわかるけれど、
どうか電話に出てね。
私の帰りが遅くなるときには列車からメイルするね。
そうしたら少し安心して遊んでいられるかなあ。
不安はあるよ。悪い人がたくさんいる、ってよくニュースに流れてる。
でもね、神さまが守ってくれるから。
小学生おめでとう。
新潮文庫 昭和46年初版
山本周五郎の「正雪記」を読んだ。
由比正雪という人の記。私はこの人を名前しか知らない。
予備知識なく、ただ読んだ。
由比の生きざまがいう。
武士が死に様にこだわって命を捨ててゆく。
死に様に何の意味がある。
ぎりぎりまで生き抜き、仕事をなすことこそ真の勇気だ。
たとえそのために惨めな死に様を曝すとしても、かまわないことこそ。
彼は充分に生きた。 
先週、「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル)を読み返した。
その後繰り返し心に響くのは、
私が人生に意味を求めるのではなく、
人生が私に意味を求めているのだということ。
私がどう生きるのかに意味があるのだということ。
私は充分に生きることができるだろうか。
お昼休みに散歩をしていたら
遠目に濃い赤紫に包まれた小さな白がみえて
近づいたらやっぱり沈丁花だった。
だからその隣に座って昼ごはんを食べた。
やっと咲きはじめの香りがときおり感じられて
しあわせな時間だった。
食べ終わってしばらく歩くと
日当たりのいいところの沈丁花は満開だった。
沈丁花は、「あっちはいいなあ。暖かくて。こっちは寒くて、私はまだまだ咲けないのに」
なんて思ったりするのかなあ、と思った。
植物は芽生えた場所に育つ。
人間もきっと少し似ている。
今この瞬間の辛さ、今目の前にある苦しさばかり見ていた私に、
ふと未来が見えた。
花水木の固いつぼみを見て、5月にひらくだろう、
絵の具を刷いたような薄紅色の花びらを待つことができる今の気持ち。
そう、花水木は毎年咲いてくれる。
去年の私が、「来年この花をどんな気持ちで見るだろう」と思ったように。
今年もきっと私は花水木を見る。

人は未来を見て生きるんだ。
「明日世界が終わるとしても、今日私はりんごの種をまこう」
このことわざが胸に響く。
写真は、娘の卒園・入学式のために買ったハイヒールとコサージュ。
服はいただくことができたので、小物は値段を見ずに、
彼女が欲しいものを欲しいように買った。
ハイヒールとコサージュ。
レースのふわふわとついた靴下は卒園式に黒、入学式に白の2足。
ヘアゴムも2種類。
服の買い物の前に、「小学生になるから自分の目覚し時計が欲しい」
といっていた彼女は、父とふたり時計店に行っていた。
買って戻ってきた彼女に、どんなのを買ったの?とたずねると、
何の絵もついていない、シンプルなものだという。
キティちゃんとかシナモンのがいいのだと思っていたのに、違ったのね・・・と
話すと、「うん・・・、ぜいたくだとおもって・・・」と答えるから、
私は泣いた。
ぜいたくだと思って黙って我慢なんてしてほしくない。
ほしいものをほしいといってほしい。
そういって夫にもお願いして、今ふたりは買ったばかりの時計を
とりかえに、時計店へ行っている。
言い出せずに我慢してしまう、そういう子に育てたのは私なのかもしれない。
素直に自分の気持ちを出すことと、我慢することとのむずかしさを私は33歳になるこの年に
なっても悩んでいる。
