いろいろ。
「人生にはね、いろんなことがあるの。」と母が私をさとす。
「私もいろんなことがあったけれど、ふりかえると、幸せだったなあ、と思うよ。」という。
ねえお母さん、まだまだこれからたくさん幸せなことがあるから、そんなふうに言わないで。
喉がつまってくるしくて、何も言葉が出ない。
「いい40歳の女になるためには、どう30代を過ごしたかが大事なんだって」と、
大好きな飲み屋のマスターに言う。彼は40歳。
「いかに幸せか、だろうね」と彼はさらっと言って、
「まあ俺は40歳の自分に満足してるけどね」と他のテーブルへ歩いてゆくから、
その後姿に「うん、いい男だと思うよ」と声をかける。
今日の幸せ:こぶしのつぼみがふくらんでいること。沈丁花が咲きはじめたこと。