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2007年2月26日

生命の美しい理由

アダムとイブが知恵の実を食べた、その罪の故に人は死ぬのだと聖書はいう。


それはあんまり悲しいから。

生命が美しいのは、それがはかないから。いつ死ぬかしれないから。
世界が美しいのは、いつか世界が終わるから。

HAPPY END OF THE WORLD .(BY PIZZICART FIVE)


2007年2月16日

いろいろ。

「人生にはね、いろんなことがあるの。」と母が私をさとす。
「私もいろんなことがあったけれど、ふりかえると、幸せだったなあ、と思うよ。」という。

ねえお母さん、まだまだこれからたくさん幸せなことがあるから、そんなふうに言わないで。
喉がつまってくるしくて、何も言葉が出ない。

「いい40歳の女になるためには、どう30代を過ごしたかが大事なんだって」と、
大好きな飲み屋のマスターに言う。彼は40歳。
「いかに幸せか、だろうね」と彼はさらっと言って、
「まあ俺は40歳の自分に満足してるけどね」と他のテーブルへ歩いてゆくから、
その後姿に「うん、いい男だと思うよ」と声をかける。

今日の幸せ:こぶしのつぼみがふくらんでいること。沈丁花が咲きはじめたこと。

2007年2月14日

バレンタイン

喫茶店で考え事をしていると、
「はい。 バレンタインだから!」と言う声が聞こえて、
紙袋を手渡す女の子を見る。
相手の男の子は私に背を向けていて表情が見えないけれど、
その彼の前に座っている女の子のはにかんだ、幸せそうな様子で、
彼の様子がわかるような気がする。

私の苦しい考え事は吹き飛んで、
あたたかいやわらかい気持ちにかわる。

Happy Valentine!!

2007年2月12日

チューリップ

チューリップって、子供の頃から知っている、普通の花だった。

私が15歳の頃、友人が「私、チューリップが好きだ」と言った、それ以来、特別な花になった。
彼女が私にとって特別であるように。

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2007年2月 6日

「父と暮せば」黒木和雄監督作品

井上ひさしの原作を読み、この映画を見る。


原作をそこなわず、映画だからできることをめいいっぱいに使って、伝える。

1945年の8月6日。8時15分。広島。

そこで何があったかを、くっきりと伝える。

そして3年後。原爆を生き残ってしまったひとりの女性の苦しみを描き、
苦しみを通した「生」を描く。

だから「にんげんばんざい」と思う。

最期の台詞の前の1シーン。彼女が晴れわたった笑顔でわらう。

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2007年2月 1日

「父と暮せば」井上ひさし

戯曲。

喫茶店(タリーズコーヒー)で読んでいた。
あいにくとハンカチを忘れていた。
涙が鼻を伝わって、てっぺんに溜まってカウンターにしたたった。
(まあ私が涙を流すのはところかまわず、珍しいことではないのだけれど)

夕飯のシチューの材料と、ビールを買って帰った。

たまねぎを刻みながら、「人間ばんざい!」と祝杯をあげた。

作品に圧倒されて今何も言えないのだけれど、
ただ、この作品の存在をもっと多くの人に知ってもらえたら。
酒を飲みながら、そう思ってこの文章を綴る。

新潮文庫。平成13年初版(単行本は平成10年初版)
2005年に黒木和雄監督にて映画化されたそうです。
DVDを注文しました。

この本を読んでものすごく
暮しの手帳96号 特集「戦争中の暮らしの記録」が欲しくなる。
何年も前に小さな図書館で読んだもの。これも注文する。

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