妹尾河童(講談社)
「失楽園」と並んで今年のヒット作なので、ミーハーにも手を出してしまいました。まあ。それなりにおもしろかったけど。友人の評ですが、「妹尾河童版・窓際のトットちゃん」というのがかなり的をついていますね。まあ面白いけど、私にはそんなに感銘、感動を与えたわけではないので。「そうか、世の中ではこうゆうのがはやるのか。」とおもいました。まあ、「トットちゃん」というのでわかるように、新奇な部分はなくて、安心して読めるかんじです。
よいところ:よみやすい。ルビ打ってあるし。小さいころ読んだ童話の本を思い出す。妹尾さんのイラストがたくさん。妹尾さんの少年時代がわかる。個人的に妹尾さんに興味ある人はうれしいだろう。「トットちゃん」より主人公が年いってる分、戦時中の中高生の思考が分かる。トットちゃんは漠然とした感想しか伝わってこないのと比べて、少年Hは戦争とか、そうゆうものについていろいろ考えてくれる。戦時中の思想統制とかの姿はよく分かった。
つまんないところ:淡々としているので、いまいち食いたりない。
(97.10.6)